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ゔぁみゅーだとらいあんぐる

雑記帳です。ほんとうにノリと勢いだけで何でも書きます。タイトルは作った翌日に先輩につけてもらいました。

梅原・結解「鉄道車両デザインの潮流をたどる」『鉄道ダイヤ情報』(2011年8月)

鉄道

 

後輩がドイツ語で書かれた謎の鉄道雑誌を持ってきたときから、だいぶ気になっている鉄道車両の顔のデザイン。どの時期にどういう影響関係があるのか整理できたら心地よいなあと思って、知識もないのに少しずつ雑誌を漁りはじめたところ。今回はその第一弾。ちなみにクリスマスに男たち数人と原鉄道模型博物館に赴いたので、なんかいまがホット。

 

効率的に文章を読む練習も兼ねたいなあと思っていて(欲張り)、読んだ印象をもとに原文もあまり確認せぬまま、移動中に浅い知識と少しのおつむを駆使して考えながら書くので、誤解等あればぜひご指摘をば。

 

<ポイント(覚えてる範囲で要約的な)>

 

セッテベロ(イタリア国鉄ETR300形)は国鉄151形や小田急初代ロマンスカー(3000形だったか)のデザインに強い影響を与えている。たぶん、ハイデッカーという形で。ただ、そうして流行ったハイデッカーというデザインには貫通扉が装備できず、実用面で限界が生じる。特に近鉄の特急車運用の仕方とかだと厳しいと。そうして、近鉄10100系C編成や国鉄581系のような特急車デザインへと中心が移行する。

その後、デザインに変化をつけたのは名鉄8800系(パノラマDX)やゆふいんの森(形式名忘れた!)などである。この源流はET91形(ドイツ国鉄、ガラス電車?だっけ?)のガラス張りのドームっぽい形状とNSEやLSEですでに実現していた前面展望にあるらしい。

 

通勤車においても貫通扉の有無がデザインのポイントとなった。

貫通扉を有する車両は、長らくその貫通扉の位置と運転士の視界や窓の大きさの問題を抱えていたが、営団6000系の登場によって状況は一変する。すなわち、貫通扉を三枚窓の中央の位置ではなく、ずらして配置したのであった。この前面非対称なデザインは実用性もあり流行したが、やはり車両間の行き来が難しい(貫通扉なんて非常口にしか使わないけど、だからこそここぞというとこで不便)という欠点から、例えばメトロ10000では貫通扉が中央にあったりする。

非貫通の国鉄通勤車の系譜は79形、101、103、201、205、209系と続く。79形のいくつかで試みられたのは前面窓を傾けることであった。101系、103系と前面窓に傾斜をつけるデザインが継承された。その後、その見た目を2枚窓の配置と黒いフチによって一変させたのが201系。テレビ電車でしたか、なんかそんなあだ名を聞いたことある。209は一枚窓だけど、201っぽい黒いフチで前面全体を一体化してる感出してるよね。

  

90年代以降の鉄道デザインにおけるキーワードは「一貫性」と「アウトソーシング」だったらしい。

「一貫性」の代表例は北総7000。ニュータウン開発のために新しく設置された会社が、駅のデザインやらなんやらと一貫したデザインを目指して、ゲンコツ電車を新造したらしい。なんか「ナール」のことも触れられてた気がする。

アウトソーシング」の代表例は100系。あまりこの辺り詳しくないしよくわからないけど、たぶん0系のときはどの部品・設備も専用のものを独自で作っていたものを、市販のもので代用することで価格も安く、目に見えるとこのデザインもよくした、ということなんだろう。

デザイナーを社外に求める動きにも触れられている。水戸岡氏はあまりにも有名だが、無駄がなく、デザインもいいんだって。

 

<所感>

なんか、触りに読むにはよかった記事だったなという感じがします。

が、痛感したのは自分の車両的な引き出しの無さ。地域とか年代とかを超えた知識がないとこういうのって十全に考えられないのかもしれないなと思った。あれか、真面目っぽく会社別の写真付き年表とか作ってみりゃいいのかな。ってかもうそれすごい車輌カタログでは。

そしてそんなことを考えていると、やっぱり自分の関心は通勤型にあるんだなという感じがする。模型もそうなんだけど、自分が触れたことも見たこともないような、そういう車両にあんまり興味が湧かなくて(だからなんでヨーロッパの電車に今更興味持ってんのかよく分かんない)、目の前で見たことのあるやつらについてもっと知りたいっていう欲を抱きがちなんだなあ。と改めて思いました。

 

色について触れられてないのはなんでなんだろう。と思いました。セッテベロって東北新幹線っぽくない?とか、国鉄特急色ってTEEじゃん?とか、なんかそういうことをもっと言われてもいいと思った。だからむしろ、運転台の位置とか窓の配置とか、先頭車の形状に焦点化して記事が組み立てられているのは、なるほどそういう視点で見ていけばいいのか、みたいな発見でもあったりした。

なんだろう、いまGMのキットをすごいゆっくりなペースで作っていたりするわけですが、そういうことを通して得られる視点みたいなのあるよね。屋根上の機器の色の違いとか形状の違いとか、そんなこと作ろうと思うまで気づかなかったもの。

趣味は趣味だけど、そういうのが最近楽しいな。

 

次何読もう。まずはカタログ作りか~?でも撮りに行く気ないしねぇ。